常に生まれている「新語」との正しいつきあい方に関する考察

今日は新語に関する考察です。

新語は、言語によらず常に作られていて、日本でも新語大賞などがあり、毎年話題になりますね。

メンタルフロスに、最近 辞書に追加された53の単語、という記事が掲載されてます。

http://mentalfloss.com/article/31363/35-modern-words-recently-added-dictionary

この記事は2012年に書かれ、2019年に更新されたもののようです。

リストの中に知っている"新語"を発見できたでしょうか。

新語には、新技術の創生や進歩とともに作られるもの、マスコミが字数節約や話題性などの為に作るもの、アニメや漫画などの文化から生まれるもの、一般の人やSNSのインフルエンサーたちの間で自然発生的に生まれるもの、など多岐に渡り、その後も、特定のコミュニティ内のみで使われ続けるもの、時間を経てコミュニティ外に浸透していくもの、他の単語が組み合わされたもの、いつしか死語になってしまうもの、様々です。

一過性の流行り言葉で終わるものも多い中、メンタルフロスのリストにエントリーしている ”Youtuber" という単語の様に、何年か後にはすっかり市民権を得て、多くの人が当たり前に使っている言葉もあります。言葉は有機的であることをつくづく思い知らされます。

新語リスト等を見て、興味深く語義を調べ、「なるほどなぁ」と思うことが私もあります。新語リストを時系列で比べてみると、世相を読み取ることもできて更に興味深く感じたりもします。ただ、それらを自分で書いたり口にしたりするのはもう少し慎重にしています。 

アメリカやイギリスに長期滞在していた際に、現地の人と 新語リストを眺めてたことが何度かあります。でも、そこに載っていた殆どの新語を、彼らは見たことも聴いたこともないと言っていました。その時、私が思ったのは「英単語の暗記に同じ労力を使うなら、通じるか分からない新語を覚えるより、確実に通じるオーソドックスな単語を覚えた方が学習効果は高いな」ということでした。これはもちろん、あくまでも私個人の経験に基づく考え方ですが。

ネタとして「こんな新語知ってる?」と新語とその意味を周りの人に紹介して皆で笑い合ったり納得しあったりするのは、会話として楽しいことでしょう。ですが、あまり普及していない新語を独善的に overuse し、相手を煙に巻いてしまうよう結果になってしまったら?

みなさんは、新語を知った時、どうしていますか。

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