カナダの「寺野」って どこ?

海外旅行をして、訪問地の地名を聞き取るのは、意外に難しかったりします。何故でしょう? 今日は そんな話をしてみます。

フランスの首都 Paris は英語では「パリス」(/ˈpærɪs/)と発音されます。でも、フランス人はフランス語で何と発音しているのかと言うと、英語の発音とは異なる発音で 「s」は発音していません。このように、実は 地名には、英語の発音と現地の人の発音では乖離があることが少なくないのです。

以下、Steven Haddock さんがウェブにリストして下さっている情報を元に説明していきます。

“Paris” - フランス語では “Pair-e”, not “Pair-is”

“Cologne” - ドイツ語では “Koln”、日本語では「ケルン」、フランス語発音は /kəlóun/

“Montréal” - フランス語では “Mohn-ray-ahl”, not “Mohnt-ree-all” 

(日本人が馴染み深い「モントリオール」ではなく、「モンへアール」のような音です)

“Quebec” - フランス語では “Kay-bec”, not “Kwe-bec”

“Toronto” - 土着の人の発音では “Teh-ra-no”, not “Toe-Ron-To” (「寺野」みたいに聞こえます 笑)

他にも、ご当地の在住者の発音と一般の人の発音は異なるケースが多々あります。

“Calgary” - “Cal-gree”, not “Cal-ga-ree”

“New Orleans” - “New Awlins”, not “New Or-Leans”

“Berlin” - ドイツでは、“Bear-lin”, not “Behr-lin”

“Llanelli” - ウェールズ語では “Cla-neck-ee”, not “La-nell-ee”

“Regina” - “Reh-jie-na”, not “Reh-gee-na” (← カナダのサスカチュワン州州都)

“Scarborough” - 本場イギリスでは、“Sca-ba-rah”, not “Scar-bor-oh”

 (ちなみに カナダにも同じ地名がありますが、こちらは “Scar-bra”)

中国の首都「北京」の 中国語から英語への transliteration は、“Beijing”, not “Peking”

ですし、インドの地名でも、

ボンベイは、“Mum-bye”, not “Bom-Bay” で、

カルカッタは、“Kohl-cat-ah”, “Cal-cuh-ta” です。

こうやって音を比べると、結構 違いますよね。 聞き取れなかったり通じなかったりするのも無理もないかもしれませんね。

ちなみに、オーストラリア人はオーストラリアのことを 「オーストレイリア」ではなく「おーstらりゃ」のように発音します。(st の部分は無声音です)

Tronto map from Google Map

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